こんにちは、ブログ読者の皆さん。今日は、私が尊敬する人物の一人である、世界最高齢プログラマーの若宮正子さんについて紹介したいと思います。若宮さんは、80代でiPhoneアプリを開発したり、国連やアップル社に招かれたりと、IT界で大活躍されています。そんな若宮さんの人生やモノづくりに迫ってみましょう。
62歳でパソコンデビュー
若宮さんは1935年生まれの元銀行員です。高校卒業後に大手銀行に就職し、男性社会で果敢に業務提案を続けて昇進しました。定年まで勤め上げた後、62歳でパソコンを購入しました。当時はインターネットも普及していなくて、パソコン通信で他の人とつながることが楽しみだったそうです。独学でパソコンの使い方を覚えたり、シニア仲間に教えたりして過ごしました。
80歳でプログラミングに挑戦
若宮さんは80歳になってから、スマホゲームのプログラミングに興味を持ちました。スマホは世の中に普及したけれど、アプリはみんな若い人向けだと感じたからです。そこでシニア世代に使いやすいものを作ろうと思い立ち、独学でプログラミングを学び始めました。近所の本屋で本を買ってきたり、若いお友達に聞いたりしながら、コツコツと勉強しました。
82歳でアプリ開発
若宮さんは82歳になる2017年に、自ら開発したiOSアプリ『hinadan』をリリースしました。『hinadan』は日本の伝統行事・ひな祭りを題材にしたシンプルなゲームアプリです。ひな人形を正しい位置に並べるというルールで、シニア世代でも楽しめるように工夫されています。このアプリは全世界で8万人以上がダウンロードしました。
世界から注目される
若宮さんのアプリ開発の功績は、世界中から注目されました。同年6月にはアメリカで行われたAppleの開発者会議 WWDC に招待されました。若宮さんは、Apple の CEO であるティム・クック氏とも握手を交わし、自分のアプリを紹介しました。ティム・クック氏は若宮さんのアプリに感銘を受け、「年齢なんて関係ない」とツイートしました。このツイートは世界中で話題になり、若宮さんは一躍有名人になりました。
同年9月には、国連本部で開催された「国連女性の平和と安全保障に関する高等級会合」に日本代表として参加しました。若宮さんは、自分の経験をもとに、女性の社会参加や教育の重要性を訴えるスピーチを行いました。会場からは大きな拍手が送られました。
今後の展望
若宮さんは、今でもプログラミングやアプリ開発を続けています。最近では、AI や VR などの最新技術にも挑戦しています。若宮さんは、「IT は誰でも使えるものだし、楽しいものだ」と言います。そして、「自分がやりたいことがあれば、年齢なんて関係ない」というメッセージを伝えています。
年齢は数値に過ぎません。いくつになっても夢を追い求めることは可能です。若宮さんの活躍から学び、自分に挑戦しましょう。経験や年齢に縛られず、自身の可能性を信じて行動すれば、世界にインスピレーションを与える存在にもなれるのです。夢を諦めずに進みましょう。未来は広がっているのです!
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