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家でもできる!?認知症の早期発見に役立つ 認知症のスクリーニング検査とは ★HDS-R(長谷川式認知症スケール)篇

老化現象・特性・心理など
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代表的な認知症のスクリーニング検査について知っておこう 【その1】

認知症とは、記憶力や判断力などの認知機能が低下し、日常生活に支障をきたす病気です。認知症は、加齢や脳血管障害、アルツハイマー病などの原因で発症することがあります。認知症は、早期に発見し、適切な治療や介護を行うことで、症状の進行を遅らせたり、生活の質を向上させたりすることができます。

認知症のスクリーニング検査とは、認知症の兆候や程度を調べるための簡単なテストです。スクリーニング検査では、記憶力や計算力、言語能力などの認知機能を測定します。基本的にスクリーニング検査は医師などの専門家が行うものですが、検査によっては家族や自分で行うこともできます。但しこうした検査結果だけで認知症の診断とはなりません。自分や家族で検査を行った結果、検査結果が低く認知症が疑われる場合には、早めに専門医を受診して診察を受ける様にしてください。

日本で使用されている代表的な認知症のスクリーニング検査  HDS-R(長谷川式認知症スケール)を紹介します。

HDS-R(長谷川式認知症スケール) とは?

この検査は、長谷川和夫医師によって開発され、日本では多くの病院で採用されています。医療や介護の現場に携わる人なら、お馴染みの検査ではないでしょうか。
検査時間は10分から15分程度で、身の回りの物を使ってご家族でも簡単に実施ができます。
検査は、年齢、日時、場所、言葉、計算、数字などを聞いて、回答の正誤を判定します。9つの設問に答えてもらい、30点満点で20点以下の場合は、認知症の疑いがあります。

長谷川式簡易知能評価スケールの使い方 採点基準

事前に以下の物品を準備しておきます。
●評価用紙
●筆記用具
●日頃の生活で使用する身近な5つの道具(ハサミ、時計、鉛筆、鍵、硬貨、くし、スプーンなど)

評価表の9つの各設問を、被験者に順に聞きながら、答えられた点数を合計します。満点は30点で20点以下の場合に認知症の疑いがあると判断されます。

設問1
被験者の年齢を尋ねます。満年齢が正確に答えられた場合は1点、2年までの誤差は正答とみなします。
設問2
現在の日付、曜日、年を尋ねます。各正答に対して1点を与えます。
設問3
現在いる場所を尋ねます。被験者が自発的に答えられれば2点、ヒントによって答えられれば1点を与えます。
設問4
3つの単語を覚えてもらい、後で聞き返します。3つのうち自発的に答えられたものに2点、ヒントによって答えられたものに1点を与えます。
設問5
100から7を引いて、さらに7を引いて答えてもらいます。最初の計算に失敗した場合は打ち切り、次の設問へ進みます。
設問6
1から9までの数字を逆から言ってもらい、正しく答えられたものに1点を与えます。
設問7
4つで覚えてもらった単語を思い出してもらいます。3つ自発的に答えられたものに2点、ヒントによって答えられたものに1点を与えます。
設問8
5つの物を見せて、隠した後に何があったか答えてもらいます。正しく答えられたものに1点を与えます。
設問9
知っている野菜の名前をできるだけたくさん答えてもらいます。5個までは採点せず、6個以上答えられた場合は各1点ずつ加算します。

<検査のポイント>

なによりも被験者の理解(協力)が得られるかが重要です。また検査時のコンディションによっても検査結果の数字は前後します。興奮状態にあったりうつ病などの精神症状があると、認知機能が低下することがあります。被験者が落ち着いた状態で実施することが大切です。

まとめ

繰り返しますが、認知症のスクリーニング検査は、自分の認知機能を把握するために有用ですが、診断ではありません。スクリーニング検査で低い得点を得た場合や、自分や周囲が認知症の疑いを感じた場合は、必ず医師に相談してください。医師は、詳細な検査や画像診断などを行って、正確な診断を下します。
認知症は、恐れるものではありません。スクリーニング検査を通して、自分や家族の認知状態に気づき、早期発見・早期対策を心がけましょう。

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