朝日新聞に長期連載された人気漫画「フジ三太郎」で知られる漫画家のサトウサンペイさんの半生について記します。
サトウサンペイさんの略歴
サトウさんは1929年、名古屋市生まれ。百貨店勤務の傍ら漫画を描き始め、1965年から朝日新聞で漫画「フジ三太郎」の連載をスタートさせました。サラリーマンを主人公に会社や家庭の出来事から世相の風刺まで庶民の目線でユーモアを交えて描き、人気を集めました。連載は1991年まで26年間、8168回に及びました。 これらの功績から1997年に紫綬褒章、2006年に旭日小綬章を受章しています。
サトウさんは誤嚥性肺炎のため、2021年7月31日に東京都立川市の病院で亡くなりました。
晩年からのチャレンジ
サトウさんの作品は、多くの人々に笑いと元気を与えてくれました。そんなサトウサンペイさんは、晩年から車の免許を取得したり、パソコンを習い始めたりと、年齢にとらわれず、チャレンジし続けた事は案外知られていない事かもしれません。
著書「人生いつも初体験」
サトウサンペイの著書『人生いつも初体験』は、66歳からパソコン、運転免許、ウォーキングに挑戦したエッセイ集です。サンペイは、漫画家として長年活躍してきましたが、66歳で新聞連載を打ち切りました。それからは、新しいことに挑戦したいという気持ちから、パソコン、運転免許、ウォーキングに挑戦することにしました。 サンペイさんは、パソコンについて、最初は全く使いこなせませんでしたが、何度も練習を重ねて、徐々に使いこなせるようになってきました。また、運転免許については、最初は緊張して多くの失敗をしながらも、決して諦める事なく練習を重ねて、無事に取得することができました。さらに、ウォーキングについては、最初は体力的に辛かったのですが、続けていくうちに、体力もつき、健康的な体になってきました。
このエッセイは、年齢に関係なく、新しいことに挑戦する楽しさを伝えています。また、サンペイさんの明るく前向きな姿勢は、読者に勇気を与えてくれます。『人生いつも初体験』は、人生をより豊かに生きるためのエッセイです。
以下、エッセイの中からいくつかの抜粋です。
- 「66歳でパソコンを始めた。最初は全く使いこなせなかったが、何度も練習を重ねて、徐々に使いこなせるようになってきた。パソコンは、世界中の人とつながることができる素晴らしいツールだ。」
- 「67歳で運転免許を取得した。最初は緊張していたが、練習を重ねて、無事に取得することができました。運転免許は、自由にどこへでも行けることができる素晴らしいものだ。」
- 「68歳からウォーキングを始めました。最初は体力的に辛かったのですが、続けていくうちに、体力もつき、健康的な体になってきました。ウォーキングは、心も体もリフレッシュできる素晴らしい運動です。」
年齢に囚われずチャレンジしよう
『人生いつも初体験』は、サンペイさんの生き様を垣間見ることができるエッセイです。サンペイさんの明るく前向きな姿勢は、読者に勇気を与えてくれます。
年齢なんかは気にしなくてよいのです。年老いてからでもチャレンジ精神を持ち続け、豊かな人生を送りましょう!
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