老後の住まいについて考えるとき、どんなことが気になりますか？ 一人暮らしや親子の同居、介護が必要になった時など、さまざまなシーンを想像してみましょう。今回は、老後の住まいの選択肢やメリット・デメリット、準備すべきことなどについて解説します。
一人暮らし
まず、一人暮らし(独居）についてです。一人暮らしは自分のペースで生活できるという利点があります。自分の好きなものを食べたり、趣味に没頭したり、プライバシーを守ったりできます。しかし、一人暮らしには孤独や不安もつきものです。友人や近所付き合いが少なくなると、誰かと話す機会が減ります。また、万が一体調が悪くなったり、事故に遭ったりした場合、助けを呼ぶことができるかどうか心配です。独居を選ぶ場合は、定期的に連絡を取り合える人や緊急時に頼れる人を確保することが大切です。また、自分の健康状態や生活環境を見直し、必要ならば介護サービスや福祉用具などを利用することも考えましょう。
親子で同居
次に、親子の同居についてです。親子の同居は家族との絆を深めるという利点があります。親子で支え合ったり、孫と触れ合ったりすることで、心の安定や幸せを感じることができます。また、家事や費用の分担などで経済的にも助かることがあります。しかし、同居生活には価値観や生活スタイルのぶつかり合いもあります。親から干渉されたり、子供から無視されたりすることで、ストレスや不満が溜まることもあります。同居を選ぶ場合は、互いの気持ちを尊重し合い、ルールや役割を明確にすることが大切です。また、自分や親の介護が必要になった場合、どう対応するかも事前に話し合っておくことも必要です。
自宅で介護を受ける
最後に、介護が必要になった時についてです。介護が必要になった時は、自宅で介護を受けるか、施設で介護を受けるかを選択する必要があります。自宅で介護を受ける場合は、家族やヘルパーなどから日常生活の支援を受けます。デイケア等通いで介護サービスを受ける事も可能です。自宅で介護を受ける利点は、馴染みのある環境で生活できることや家族と一緒にいられることです。しかし、自宅で介護を受けるデメリットは、安全性に乏しかったったり家族への負担が大きくなること、また状況によっては住宅改修などの費用が必要になるでしょう。自宅で介護を受ける場合は、介護保険制度や介護サービスの利用方法などをよく調べておくことが大切です。
施設入所
施設で介護を受ける場合は、有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの施設に入居して、専門のスタッフから日常生活の支援を受けます。施設で介護を受ける利点は、安心して生活できることや社会的な交流ができることです。しかし、施設で介護を受けるデメリットは、自分の好きなように生活できないことや家族と離れて暮らすことです。施設で介護を受ける場合は、自分に合った施設を選ぶことや病院受診等必要となった時の対応方法等を確認しておくことが大切です。
ところで施設といっても多種多様。一般の人は複雑すぎてその違いや特徴も分かりづらいと思います。近いうちにこれらの施設の違いを掘り下げて解説する記事をアップしたいと思いますのでお待ちください。
まとめ
以上、老後の住まいについて考えるときのポイントお伝えしました。老後の住まいは自分のライフスタイルや希望に合わせて選ぶことが重要です。また、将来的に介護が必要になる可能性も考慮しておくことが必要です。老後の住まいについては、早めに準備しておくこともおすすめです。皆さんも老後の住まいについて、ぜひ考えてみてください。
